9/ 10(土)、9/17(土)
「明日から実践できる!」膝関節疾患の評価と治療(理論編・実践編)
概要
膝関節痛は、多くの整形外科外来において最も多く遭遇する症状のひとつであり、学生の頃から触れる機会も多かったのではないでしょうか。
多く経験するからこそ、“よくあるアプローチ”で解決できることもある一方、同じ診断名の患者さんなのに、同じ介入で治らない…”と壁にぶつかることも多く感じました。本セミナーでは、診断名や画像所見のみではなく、セラピスト目線での病態の捉え方や機能評価、実際の介入例を紹介いたします。
今までより、自信をもって個々の患者さんへの対応ができるようなきっかけになればと思います!
◇ こんな悩みはありませんか?
・なぜ痛いかを、患者さんに伝えられない。
・”同じような画像所見なのに、症例によって痛みの場所が違う”ことが理解しにくい
“画像上異常がないのに、痛みの訴えがなくならない“症例に悩んでいる
・よくみる整形外科的テストは靭帯や半月板のテストばかり
他の要因のときにはどんな評価をしたら良いかわからない
・骨や軟部組織の触診に自信がない
・膝関節のアライメントのみるべきポイントや、隣接関節の影響の捉え方に自信がない
・OAの治療において、治療内容が同じパターンになりがち(とりあえず大腿四頭筋トレーニング?)
・隣接関節の影響を受けるのはわかるけど、治療の優先順位が立てにくい
・来院するたびに症状が戻ってしまい、治療効果が維持できない
◇ このセミナーに参加することで得られること
・なぜ膝関節疾患が多いのか、解剖学・運動学的観点から理解できるようになる
・患者さんの素朴な疑問に答えられるようになる
(軟骨がすり減っているから痛い?溜まった水は抜いた方がよい?…)
・解剖学を理解して、骨・軟部組織の触診ができるようになる。
・画像所見と一致しない症状もあることを理解し、必要な評価や治療を選択できる
・脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節の関係性を理解し、治療に繋げられる
・膝蓋骨トラッキング異常に影響を与える要素が理解できる
・体幹や股関節、足部からの影響を理解し、治療の優先順位が立てられるようになる
・介入効果が維持しやすいようなエクササイズやセルフケアを伝えられるようになる
講義内容
◇ 講義内容
1日目 【理論編】
①膝関節の機能解剖
◎膝関節の構造と特徴
・骨構造
・靭帯・半月板など軟部組織の構造と機能
・骨のランドマーク、軟部組織の触診
◎膝関節の運動
・膝関節の運動学
・膝関節運動に伴う軟部組織の動態
・隣接関節の影響
②膝関節疾患の主な病態
◎変形性膝関節症
◎半月板損傷
◎膝蓋大腿関節症
2日目 【実践編】
③膝関節の評価
◎整形外科的テスト
◎症状誘発・減弱テストによる病態の解釈
◎疼痛部位の鑑別
◎脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節の関節機能
◎体幹、股関節、足関節・足部のアライメントや病態との関連
④膝関節の治療
◎膝関節のアライメント修正(脛骨大腿関節・膝蓋大腿関節)
◎膝蓋骨トラッキング異常への治療
◎隣接関節からの影響を考慮した治療
◎動作修正のためのエクササイズ
開催日時・場所
○開催日
2022年9月10日(土)、17日(土)
○場所
自宅などWi-Fi環境のある室内
○時間:
受付20時00分よりzoom起動可能
セミナー時間20時30分~22時00分
*質疑応答などで時間延長となる可能性もありますが、その際は途中退室可
○対象
PT/OT/ST/
柔道整復師/自由診療で働いているセラピスト
○定員
20名まで
開催前日まで募集
○必要な物 *詳しくはセミナー案内時に
PC(Windows or Macでも可)
マイク、ヘッドセット、カメラ(PCにマイクやカメラが内蔵されていればそのまま参加可能)
費用
各回3980円 全編受講5980円(まとめて受講申込すると、2000円お得です)
*各編ごとの受講も可能ですが、全て受講されることをお勧めいたします。
【オンライン受講特典】
①PDFで資料がもらえます
②3回分の講義内容が+1000円で講義後に動画で復習が可能です
※今回の講義は動画受講をお勧めします。当日、受講できなかった場合に後日受講できるようにするためにも必要と思われます。
※オンラインサロンRehabilitation Squareに加入した方は動画無料となります。 ⇒詳しくはこちらから
③講義後に質問タイムを設けて講師に質問が出来ます(講義以外の内容でも可能)
講師紹介
吉田 美里
略歴:
北海道大学医学部保健学科 理学療法学専攻 卒
函館整形外科クリニック 勤務
現在は八王子スポーツ整形外科 勤務
日本陸上競技連盟 医事委員会トレーナー部 部員
普段は理学療法士として整形外科に勤務しています。
全身の運動器疾患に対するリハビリテーションを行っていますが、特に膝関節疾患は手術症例(関節鏡視下手術、人工関節など)や保存症例問わず、多数経験させていただく機会がありました。本セミナーでは、特に保存症例に焦点を当てた内容となっていますが、関節機能の理解は手術症例への対応の幅にも広がると思っています!
評価や治療に活かしやすいよう知識を整理し、“明日から活かせる”臨床の流れを若手セラピストの方々に共有させていただければと思います!