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10/8 (日)
脳卒中片麻痺の上肢機能に対する評価と治療
概要

脳卒中片麻痺上肢機能の向上・改善。

それは、臨床場面で誰もが経験し、また困難さを感じる分野ではないでしょうか。

特に作業療法士(以下、OT)は担当する機会も多く、多くのセラピストが日々悩みながら臨床に取り組まれていると思います。

 

上肢は、発達学的・進化の過程から見ても下肢とは異なる機能を獲得し、手によって道具の使用を獲得したことで今の私たちの生活があるといっても過言ではありません。

脳の中で手の領域の占める割合は大きく、高度な神経機構により非常に細かい動きも可能となっています。

 

上肢は下肢と異なり、動きが意志に依存する部分が大きく、特に片麻痺の方の上肢機能の回復は苦難を呈します。そして、上肢機能が失われることで生活の質は低下し健康状態全般にも影響を及ぼしてしまいます。

 

 

臨床でこんな悩みのある方はいませんか。

 

・ ただなんとなく反復したROM訓練をしている

・ 上肢の解剖が苦手だ

・ 麻痺側への介入はあまり考えず代償モデルに偏った介入になってしまっている

・上肢に対する知識・技術を増やしたい

・知識・治療の幅を増やしたい

・脳卒中の片麻痺の病態を改めて捉えなおす機会にしたい

 

上記の様な内容に興味・関心があれば是非、御参加をお勧め致します。

本セミナーでは、脳の可塑性や神経学的機構の概要に触れ、身体における上肢の役割、上肢の解剖・運動学、そして実際のアプローチまでお話しできればと思います。

 

上肢機能の改善を求める方は多く、セラピストとして何ができるか?を考える機会にしませんか。

 

  

また、本セミナーでは、一部体幹、下肢といった全体の繋がりについて触れますが、時間の関係上講義の中心は”上肢”に着目した内容とさせて頂きますので、あらかじめご了承下さい。

 

対象疾患

対象疾患は中枢神経系の疾患としていますが、どの疾患にも健常人にも当てはまる考え方です。

講義内容

◆片麻痺の病態

神経生理学に基づき、片麻痺の病態像を捉えます。

また、脳の可塑性など回復に関わる要素に関しても解説します。

◆上肢に関する機能解剖学

構造だけでなく、手の役割や各関節の機能を含めて上肢の解剖を確認します。

◆片麻痺上肢の治療の概念

上記を踏まえた上で、治療の際の考え方を解説します。アクティビティの考え方や実例も一部紹介します。

◆実技

・上肢操作前のコンディショニングから上肢筋の促通など、講義を基に実際のアプローチに関して紹介します

開催日時・場所

○開催日

2017/10/8(日)

○場所

ウィリング横浜(上大岡駅徒歩3分)

http://www.yokohamashakyo.jp/willing/s-14-1-1.html

6階会議室Ⅰ

○時間:

受付9時30分 

セミナー時間10時00分~16時00分

○対象

PT/OT/ST/

柔道整復師/自由診療で働いているセラピスト

○定員

30名

○費用

通常:9000円

ペア割:8000円 

講師紹介

中嶋侑

作業療法士

脳卒中対象自由診療施設勤務 

進リハの集いスタッフ

​脳卒中急性期から臨床経験を積み、現在は維持期の対象者を中心に介入しながら、回復の難しさを日々痛感しております。

OTといえば上肢。私自身OTですが、この認識に対して抵抗感は少なからずあります。しかし臨床をしていると、それは、セラピストの考えというよりも世間一般の感覚として存在し、上肢機能の改善をOTに求めてくるのが現実ではないでしょうか。OTは決して上肢機能だけに特化したプロフェショナルである必要はないかもしれませんが、求められる以上、結果を出す必要はあると思い日々臨床をしています。

本セミナーを通して、なんとなく上肢介入をしている、なんとなくActivityを提供してしまっている、臨床に悩んでいる、そんな方々と片麻痺という病態をベースに持つ対象者の上肢機能に対して再考する機会になればと思っております。

斎藤甚

作業療法士

大学病院勤務(身体領域) 

進リハの集いスタッフ

これまで急性期〜生活期における様々な疾患のリハビリテーションを経験し、

現在では急性期の脳卒中や整形外科疾患を中心とした臨床に従事しております。

臨床で度々経験することは、対象者の上肢機能の回復に関してのニーズが高いということです。それは、上肢・手はそれぞれの人の生活や人生において切り離せない役割を果たしているからであると考えます。

それほど手の治療というものは重要であり、セラピストが関わる必要性がある

ものだと言えます。

臨床において、上肢の麻痺に対する治療に関して苦手意識を持つセラピストは少なくないのではないでしょうか。

私も同じで日々悩むことはあります。

しかし、神経生理学や機能解剖を基に、アプローチやActivityを考え、治療することに楽しみを感じています。

本セミナーの内容が、皆様が臨床において治療を考える上での一助になることが出来れば幸いです。

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